グランドセオリーFX
グランドセオリーFX をご紹介します。
作者のらいく氏とは、TURBO FXを通じて知り合いました。
ブログを書かれているのでご存知の方もいらっしゃると思います。
TURBO FXのロジックを気に入って貰えて、
主にポンド円5分足テンプレートを使ったトレードをされていますが
らいく氏のトレードのメインは勿論【グランドセオリーFX】で、
月間+1,000pips以上を獲得するトレーダーです。
【グランドセオリーFX】はTURBO FXの様なシグナルツールではなく、
ローソク足、ボリバン、移動平均線、雲を使った裁量トレードです。
教材は、PDF316ページ、動画47本7時間24分、音声55本9時間15分、
と言う特大ボリューム。
10のチャプターで構成されています。
教材公式サイトはこちら
⇒グランドセオリーFX
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内容を簡単にご紹介します。
【チャプター1】レンジ相場攻略
ローソク足のヒゲとボリバンを使った逆張りロジックです。
知る人も少なくないシンプルロジックですが、機能しますコレ。
但し、基本ルールはシンプルなのですが、
機械的に誰でも同じトレードが出来るわけではなく、
回避すべき状況や、ストップの位置・利確タイミングの判断など
裁量判断が求められるケースもあり、経験・慣れが必要です。
【チャプター2】トレンド相場攻略
「頭と尻尾はくれてやれ」と言われるように、例えばダウ理論で言うところのトレンドとは、ある程度動いて初めてトレンド発生と判断し、ある程度戻す事でトレンド終了を判断しますから、頭と尻尾は取りません。
ダマシを減らし確実性を増す為には有効ですから決して悪い事ではありませんが、
グランドセオリーFXは考え方が異なります。
トレンドを、転換点、初動、中間、終息、4つの区間に分けて考え
どのタイミングからも仕掛けられる事が大きな特徴と言えます。
頭から尻尾まで一発で取るのではなく、各区間に適したアプローチで
部分的に取るのも可、ポジション積み増して行く事も可能です。
複数のエントリータイミングがあるので、見逃してしまっても
再エントリーチャンスが有るのが良いですね。
基本は、レンジ同様、ヒゲとボリバンを使います。
後は、ローソク足の形状・配置、移動平均線を使います。
【チャプター3】ローソク足
ローソク足からは多くの情報を読み取る事が出来ますので、
手法に関わらずローソク足の特徴を知っておいて損はありません。
ローソク足の特徴的な形状、配置を理解する事で、
レンジ・トレンド攻略の精度を高めます。
【チャプター4】ライントレード
一般的にライントレードと言われる手法を学ぶという趣旨ではなく
レンジ・トレンド攻略の精度を高める為の補助としてラインを引き、
ボラの確認、ブレイク・反発を確認しようという趣旨です。
【チャプター5】スイングトレード
4時間足・日足を用いたスイングも同じロジックを使いますが、
デイトレ・スキャルとは別物、違いは「待つ」事だと解説しています。
無駄なエントリーはせず本来のエントリーチャンスを待ち、
利確の誘惑に耐え利を大きく伸ばし、利確のタイミングを待つと…。
この様なメンタルに関する事や、ポジションサイジングなど、
スイングで注意すべき点についても触れられています。
【チャプター6】学習法
人はマニュアルをさらっと読んだだけ(インプット)で
理解した気になりがちですが、
理解を深める為には自分の言葉でメモを取り(アウトプット)
繰り返しメモを読む事が重要。
「面白い」「役立つ」「いいな」と思ったところを書出し、
自分なりの意見や感情も書いていく事が効果的。
【チャプター7】5分足スキャルピング
5分足スキャルも同じロジックを使い、沢山の事例を紹介しながら、
スピード感がありトレード回数が多くなる5分足特有の注意事項や
上位時間足との連動について解説しています。
【チャプター8】トレードノートの書き方
書く内容がレベル1~10に分かれて示されており、
段階的にレベルアップしていく事を推奨しています。
何故トレードノートを書くべきなのか、
どの様な効果が得られるのかが詳しく解説されているので、
書く事は面倒だなと思う人でも納得の内容です。
【チャプター9】マルチタイムフレーム分析
基本的に単一の時間軸で完結出来るロジックなので、
大きな時間軸の方向に沿って執行時間軸でタイミングを計り
エントリーしていくと言う様な一般的なマルチタイムフレームの
使い方ではありません。
「単一時間足で勝てる時間足を組み合わせ、エントリーの安定感を増す」
らいく氏はこの様に言っています。
例えば4時間足ではレンジ下限で逆張り買いを狙える状況、
チャートの現在地を四角で囲みタイムフレームを30分足に切替え、
30分足の四角で囲った箇所では、サポート攻防の後の「転換」を経て
トレンドの「初動」を買いで狙える状況…
それぞれの時間足で買える根拠があるので、
単一時間足で見るよりもエントリー精度は増すと判断出来、
両時間足でエントリー、単一時間足でエントリー、どちらも可です。
【チャプター10】ポジションサイジング
私は経験の浅いに方には1%ルールをお勧めしていますが、
らいく氏は、「安定的かつ長期的に資産は守られるでしょう」と
一定の理解を示しつつも、「旨み」も同時に消す事になり、
小資金で始めた場合や欲が強い方は1%ルールを守れないとも言っています。
得意な状況・時間足では少し大き目で2~3%、
苦手な状況・時間足では1%、
例えばこの様にロット数を調整する事を提案しています。
ロット数が大きすぎると、欲望と恐怖に潰され、
ロット数が小さすぎると、トレードに真剣に取り組めませんから、
身の丈にあったロット数でトレードする事の重要性、
ロット数の上げ方・タイミング・恐怖と向き合う事など、
ノウハウやメンタルに至るまで多岐に渡り解説しています。
ポジションサイジングはロジックよりも重要と言っても過言では
ありません。
最終チャプターで多くのページを割いて解説している事からも
らいく氏の意図が読み取れます。
以上10のチャプターをPDF316ページで解説しています。
チャート解説、ケーススタディーが豊富ですが、
らいく氏自身の実際のトレード事例を使い解説しています。
解説動画が47本(7時間24分)用意されていますが、
PDFと同様に、らいく氏自身のトレード事例を使い、
成功・失敗トレード有り、トレード時に考えた事などの解説があり
とてもリアリティがあり、理解も深まります。
音声が55本(9時間15分)用意されています。
各チャプターの内容に沿ったテーマで、マインドを中心に、
取り組み方や小技など、PDFや動画で触れていない内容もあり、
内容が濃くスキルの幅を広げる助けになります。
【良かった点】
基本ロジックはシンプルなので、どなたでも取り組みやすい。
インジケーターやシグナルに依存し過ぎると、ローソク足を軽視
しがちですが、ローソク足から読み取れる情報の多さ・有効性を
再認識させてくれる。
学習法、トレードノート、音声コンテンツでのマインド、
ポジションサイジングなど、ロジック以外の軽視されがちな内容に
ついての解説が濃く、どなたにも有益である。
【残念な点】
基本ロジックはシンプルで分かり易いのですが、
回避すべき状況や、ストップの位置・利確タイミングの判断など
裁量判断している事例が多く、PDFや動画で裁量判断について
さらっと触れているケースはありますが、
なぜ基本ルールが使えず裁量判断したのかの根拠、
基本ルールが使えないケースでの裁量判断の選択肢が
明確に示されていないので、
裁量が必要なケースがぼやけてしまい、頭に残りにくい。
柔軟に立ち回れるようになるには、それなりの経験・慣れが必要。
ボリュームがあり、無駄な内容は無いのですが、
ボリュームが有るが故に、解説が単調になり読みづらい。
重要な点、繰り返し確認したい点などの重要項目は、
もっと目立つように明確な箇条書きが有ると分かり易いと思います。
ケーススタディーが豊富ですが、
チャート画像の下から数ページに渡りトレード解説が続くので、
画像とテキストを上下スクロールで言ったり来たりするので
読みづらい。
【お勧め出来る人】
裁量スキルを底上げしたい人
メイントレードがレンジ逆張りで、トレンド順張り手法を学びたい人
メイントレードがトレンド順張りで、レンジ逆張り手法を学びたい人
トレンドでのトレードスキルを底上げしたい人
大ボリューム教材に苦手意識が無い人
【お勧め出来ない人】
出来るだけ裁量を排除しシステマチックにトレードしたい人
全くの初心者
【総評】
とても大きなボリュームですが、
「FXとは」や「用語集」などの初心者向けの情報は一切ありません。
小さな情報を無駄に膨らませているわけでもありません。
らいく氏が確立した勝ち続けるための有益な情報だけが
詰め込まれていると思います。
ロジックは人により好き嫌い、向き不向きはありますが、
ロジック以外の部分はどなたにも有益で、
それだけでも一見の価値がある内容・ボリュームです。
「らいく氏のトレードをそっくりそのまま習得」という事ではなくても、
レンジ、トレンドを総合的に捉えられるシンプルで有効性の高いロジック
なので、「現在のトレードに取り入れてみよう」と思えるテクニックが
少なからずあるのではないかと思います。
長々と書きましが一行でまとめると、
「中級者以上の方が裁量スキルの底上げに役立つ教材」だと思います。
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