PLATINUM TURBO FX
TURBO FX 1年のリアル稼動データ、ノウハウ、アイデアをフィードバックし「PLATINUM TURBO FX」へと進化を遂げました。
変更点は大きく4つ。
1.エントリーシグナルの制度向上
TURBO FXのロジックは順張りです。
トレンド相場では、押し目(戻り)を捉えて連戦連勝する場面が多くありますが、
順張りロジックの宿命、小幅レンジ・小動き相場では負け易くなります。
この特性を理解し、裁量判断により負け易い状況ではエントリーを回避出来ている方は、トータルで良い成績を出されています。
しかし、FXの経験がまだ浅く裁量スキルを伴っていない方や、無裁量シグナルトレードを重視されている方にとっては、相場に左右され易く、流れが悪ければ1日トータルで負ける日も当然多くなります。
2014年春~夏にかけて、歴史的な低ボラティリティー相場になりました。
この時期にTURBO FXをご利用頂いた方は、厳しい相場も多かったと思います。
夏以降徐々にボラティリティーが回復し、大きく動く日もあり、トレードし易くなりました。
調子の良い時、悪い時、波は必ずありますので、トータルで勝っていく事が重要ですが、小幅レンジ・小動き相場でのトレードが多く、損失が先行すると心が折れてしまい、トレードスキルが身に付く前に「使えないシグナル…」と扱われ、手放してしまう事はとても残念に思います。
TURBO FXをリリースしてから約1年、沢山のご意見・ご要望を頂きましたが、最も多く頂いた2つの内の1つが「小幅レンジで勝てない」「小幅レンジでシグナルが出ないようには出来ないのか?」など小幅レンジに関する内容です。
小幅レンジ・小動きではシグナルが発生し難い設定や、勝ち易い状況でトレードし負け易い状況はエントリーを回避していくノウハウなど、ユーザーサイトにてご紹介していますが、経験が浅い方には難しい内容もあり、ライブトレードで状況を見極め短時間で判断しながらトレードしていく事はスキルが身に付くまでは難しい部分でもあります。
そこで、「勝ち易い状況負け易い状況を見極めエントリーシグナルを取捨選択していく」スキルがまだ身に付いていない方の、裁量判断の範囲を狭めると言う意図で、「小動きではエントリーシグナルを出さない」「短期トレンド状態でのみエントリーシグナルを出す」などの仕組みを複数取り入れました。
例えば、
ATRを用いて小動きでのエントリーを回避したり、
2本の移動平均線を用いて売買優勢な方向へのみエントリーなど、
5種類のフィルタリング機能を装備しました。
勿論、ユーザー自身で設定変更できます。
また、ロジック基本部分も調整し精度を向上しています。
2.利益の最大化
TURBO FXの利益確定は複数のロジックから成り立っていますが、
その内の2つの利益確定ロジックについて変更しました。
「リミット」と、「指定時間経過後の強制決済」です。
どちらも、指定した利幅に達したら強制的に決済するわけですが、
リミットは、大きな動きになった場合には結果的に利益確定が早すぎた事になり、
指定時間経過後に動意付き大きな動きになった場合も、結果的に利益確定が早すぎた事になります。
この「結果的に利益確定が早すぎた事になる」部分を改善し、強い動きが確認出来た場合には利益を伸ばし続けるロジックに変更しました。
3.使い勝手の向上
使用感は人それぞれ異なりますが、ここが「惜しい…」と感じる部分は幾つかあると思います。
例えば、アラートメッセージに執行価格が表示されていない事。
表示済みのシグナルについて検証する際にぱっと見で価格を判断出来ないので不便に感じる事があると思います。
メールアラートにも価格表示がありませんので、メールアラートでエントリーシグナルを確認した際に価格がどの程度動いてしまっているのかを瞬時に判断出来ず、ストップロス値もチャートを目視確認しなければわかりませんでした。
これらを改善すべく、アラートメッセージ及びメールアラートに、全ての執行価格を表示しました。
また、予告シグナルを表示する事によりエントリーシグナル発生に備えたり、
保有中ポジションの損益を表示したりなど、
裁量判断の補助になる情報をチャートに表示するように改善しました。
4.過去データの検証
最も多く頂いたご意見・ご要望2つの内の残りの1つが、「過去足にシグナルを表示しない」事に関する内容です。
過去足にシグナルを表示しないのは、ロジック上、過去の足には正確にシグナルを表示出来ない場合が複数ある事が理由です。
しかし、過去データの検証が出来ない事はとても不便で、時間足を一旦変更したり、インジケーターのパラメーターを変更した際もそれまで表示していたシグナルが消える事も不便です。
過去のデータを検証する事はとても大切です。
そこで、リアルタイム稼動でのシグナルに近似したシグナルを、過去の足にも表示出来る仕様のインジケーターを作成しました。
また、MT4のストラテジーテスターで使用するバックテスト専用EAも作成したました。
この2点(インジケーター、EA)は、セットにして別途有料販売になります。
更に…
バージョンアップしました。
初期バージョンでは、ストプロスが大きくなる場面ではエントリーを回避する事を目的として最大許容値を定め、「【直近高値/安値±2pips】<最大許容値」をエントリー必須条件とし、最大許容値を変更する事で調整していました。
新ロジックでは、「【直近高値/安値±2pips】≧最大許容値」になる場面では、最大許容値をストップロスとしてエントリーするか、エントリー回避するかを選択出来ます。
エントリーする設定にすると、ボラティリティーが拡大した相場でのエントリーシグナル発生回数が大幅に増え、損失リスクを限定しつつ積極的にエントリー出来、比較的大きな利益獲得機会が増えます。
更に…
ドル円15分足、1時間足に対応しました。
1分足、5分足のロジックとしてスタートしていますが、大きな時間足でも使いたいとのご要望を、前作TURBO FXの時から沢山頂いておりました。
長い間テストを行い、ロジックの有効性が確認出来たドル円15分足、1時間足についてテンプレートを公開しました。
更に…
常に相場を監視しロジックの有効性を確認し、様々なテストを行い、ロジック開発を行っております。
相場が大きく変化し、より良い設定が確認できれば、随時お勧め設定を公開しています。