(続)MT4の取引条件&サーバーのレイテンシ比較(2016.5.11計測)
TitanFX、AXIORY、FXDD、OloTrading、4業者のMT4について
取引条件とレイテンシの比較。
取引条件
レイテンシ
【お名前.com デスクトップクラウド for FX 国内データセンター】
【お名前.com デスクトップクラウド for FX 米国データセンター】
【使えるねっと リモートデスクトップ FOR FX】
計三か所に設置したMT4から業者サーバーまでのレイテンシ(遅延時間)です。
前回の記事以降、業者サーバー環境が強化されているので、
2016年5月11日に再計測しました。
TitanFXとFXDDは同様の傾向があります。
使えるねっと米国データセンターからは遅延が3/1000秒未満しかありません。
MT4業者サーバーとVPSが米国NYの非常に近い場所にある事がわかります。
お名前.com米国データセンターは80/1000秒程度の遅延ですので、使えるねっとよりも若干遅延しますが悪くないと思います。
お名前.com国内データセンターは米国NYの業者サーバーとの距離がある分、遅延がやや大きく150/1000~180/1000秒となっています。
AXIORYは、東京メインサーバーを有し、アジア地域のユーザーは全て東京メインサーバーに接続されますので、お名前.com国内データセンターからの距離が近く遅延が3/1000秒未満しかありません。
また、東京メインサーバーから直接NYプライムブローカーに注文処理を行うので、東京という立地でも高速約定が期待できます。
OloTradingは、お名前.com国内データセンターからは遅延150/1000秒の国内サーバーに接続され、お名前.com米国データセンターからは遅延65/1000秒の米国サーバーに接続され、使えるねっと米国データセンターからは遅延130/1000秒の米国サーバーに接続されます。
特に秀でた環境はありませんが、お名前.com米国データセンターはまずまず良い環境ではないでしょうか。
お勧めの組み合わせ
遅延時間を重要視するならば、【使えるねっと米国データセンター】にTitanFX・FXDD、【お名前.com国内データセンター】にAXIORYがお勧めの組み合わせです。
設定の容易さや使い勝手の良さも重要視するならば、【お名前.com国内データセンター】にAXIORYが遅延時間も特に優秀で一番のお勧めですが、【お名前.com米国データセンター】にTitanFX・OloTrading・FXDDもまずまずの遅延時間なのでお勧めです。
作業性
日本国内自宅PCから米国データセンターまでは距離があるので、MT4の設定作業などの際はそれなりの遅延があり若干反応が遅いです。
その点、国内データセンターにMT4を設置すると、MT4設定作業などの際は前者よりも反応が早くスムースな作業が可能です。
MT4でシグナル表示したり手動売買する場合は自宅PCでOKですが、
EAの場合は遅延がより少ないVPS環境で稼働したいですね。
【お名前.com】は、設定が簡単で使い勝手が良く初心者にもお勧めです。
国内データセンターを選択すると値引きキャンペーンがあります。
国内、米国、どちらも1Gプランの14日間無料お試しがありますので、実際に使って比べてみてからの契約でも遅くはありません。
どちらにするか悩んでしまう方は是非お試しを利用してみてください。
スペックの異なる複数のプランがありますが、MT4を1つ稼働してチャートを3つ4つ開くくらいであれば、一番安価なメモリ1Gプランで十分です。
少し余裕を持たせたい、近い将来MT4を2~3稼働させたい、と言う場合は2Gプランが良いと思います。
更に多くのMT4を稼働させたい場合は、4Gプライン、8Gプランが必要になってきます。
メモリが大きくなると価格も高くなりますので、用途と価格を考慮して選ぶ必要があります。
最初は14日間無料お試しを利用してみて、メモリ稼働状況を確認すればどのプランが自分にあっているか目安は付くと思いますので、どのプランにしてもプラン変更という形で契約すれば設定をそのまま引き継げますので、再設定の二度手間はありません。
【使えるねっと】は、OSが一世代古くWindows7相当のインターフェース、設置場所は国内・米国があり、2年以上の長期契約はお名前.comよりも安価です。
設定は、お名前.comがシンプルで簡単であるのに対し、使えるねっとは若干面倒です。
(PCを使い慣れている方は特に難しい事はありません)
プランはメモリ1G、2G、4G、3つのプランがあり、無料お試しはありません。
お名前.com同様、用途と価格を考慮して選ぶ必要があります。
MT4業者提供のVPS(有料・条件付無料)、MetaQuotes社提供のVPS、その他国内外問わずVPSの選択肢は色々ありますので、自分で調べてみるとスペック・価格・使い勝手などの面でより自分の希望に近いVPSが見つかるかもしれません。